もっとも小さなモータースポーツ、ミニ四駆。
手のひらサイズで簡単に作れるレーシングカーは、
《バーチャル・サーキット・ストリーマー》、通称「バーサス」によって新たなステージを走り始めていた。
《バーサス》はミニ四駆の走行性能を読み取り、仮想空間を読み取るシステム。
その中においてミニ四駆は、最高時速400キロを超えるスーパーレーシングマシンとなり、
リアルに再現された世界各地のサーキットで日々アツいバトルを繰り広げている。
第一次ブーム期から開催されている全国規模の大会「ミニ四駆選手権」は、
《バーサス》の導入によってさらなる活況を呈し、
全国のジュニアミニ四駆チューナーが目指す大舞台として規模を拡大していた。
そしてカナガワの中高一貫校「トゥインクル女学園」中等部に、
「ミニ四駆選手権」出場を目指すひとりの少女がいた。
グランプリレースでたたかうエンジニアを父に持つ、涼川あゆみ。
あゆみは「ミニ四駆部」設立のため、
生徒会長である恩田奏のもとを訪れようとしていた……。
ミニ四駆をフィーチャーしたユーザー発信のストーリーが、
ライトノベルとオーディオドラマで走り出す!!