SECTOR-4:RACE

-COURSE:SUPER SPEEDWAY OVAL
-LENGTH:3.2km
-LAPS:100
-WEATHER:SUNNY
-CONDITION:DRY

1P
-CAR:AERO THUNDER SHOT
-CHASSIS:AR CHASSIS
-TUNER:SUZUKAWA, AYUMI

2P
-CAR:FLAME ASTUTE
-CHASSIS:AR CHASSIS
-TUNER:AKAI, HIDEMI

LADYS, START YOUR MOTOR.

FORMATION LAPS…

SAFETY CAR IN THIS LAP…

GREEN FLAG! 

GO!

LAP:1/100

先手をとったのは涼川選手のエアロサンダーショット。ダッシュで有利なローハイトタイヤを履く赤井選手のフレイムアスチュートを強引に押さえて前へ出る。

一周2マイルのオーバルコース、2台のマシンは時速400キロに迫るスピードで駆け抜けていく。

第4ターンからコントロールラインへ。オープニングラップを奪ったエアロサンダーショットはトップスピードに乗り、ぐんぐんと差を広げていく。

LAP:45/100

P1 AYUMI
P2 HIDEMI <+20.428>

涼川選手と赤井選手のラップタイム差は一周あたり0.5秒弱。2台とも安定したラップを刻んでいた45周目、涼川選手のエアロサンダーショットのラップがガクンと落ちる。

大径タイヤを履くエアロサンダーショットは燃費に劣る。赤井選手がペースを抑えていたのではなく、涼川選手がオーバーペースということが明らかになる。

LAP:47/100

P1 HIDEMI
P2 AYUMI <+15.347>

エアロサンダーショットのペースが落ちたことを確認した涼川選手は、マシンにピットインを指示。

アンダーパネルが外れるARシャーシの利点を活かし、すばやいバッテリー交換でコースに復帰したが、ロスタイムは大きく、赤井選手がリードを奪う。

LAP:86/100

P1 HIDEMI
P2 AYUMI <+5.682>

残り15周を切り、涼川選手は追い上げるが全開走行はできない。万が一バッテリーを消耗し、二度目のピットインをしてしまえば負けが確実となる。一方で赤井選手も残り周回数とタイム差をチェックしながら、淡々と周回を続ける。

バッテリー残量は数字で現れないため、お互いのペースを見ながらの緊張した時間が流れていく。残り周回は10周に迫った。